貧困ニッポンワーキングプアをなくすために
2008年9月2日(火)弁護士会館2階クレオで「 第51回日弁連人権大会第3分科会シンポジウム 」が開催されました。主催は東京弁護士会です。パネルディスカッションでは岡部 卓さん(首都大学東京教授)・水島 宏明さん(日本テレビディレクター)・河添 誠さん(首都圏青年ユニオン書記長)・棗 一郎さん(第二東京弁護士会所属弁護士)がパネラーとして参加されました。
水島ディレクターは取材を通して知り合った、日雇い・登録型派遣で働くシュウジさんをの話に触れ、「福祉的な保障があれば、(シュウジさんは)ゼロゼロ物件や消費者金融にたよらなくてよかった」と述べ、社会的セイフティーネットが確立した社会を目指ざすべきと発言しました。岡部教授は、日本の生活保障が機能していないことを指摘し、「生活保護を能力のあるなしに関わらず行うべき」と述べました。また、「最賃が生活保護を下回っている」「生活保護が他の制度を引き上げることが必要」と述べ、ナショナルミニマム確立の重要性を訴えました。河添書記長は「労働組合はバラバラの人に居場所をつくって、受け止め、立ち上がれるよう励ましていく」ことが大切だと述べました。また、社会保障の穴埋めとして、生活保護の同行支援運動や、反貧困たすけあいネットワークの拡大など労働組合に出来ることを積極的に行っていくと発言しました。棗弁護士は「労基法、労働契約法を順守するだけでワーキングプアの生活は変わる」「今ある法律守らせるだけでも改善する」と述べ、それを念頭に弁護士として個別事件で奮闘する構えを示しました。
労働者と目線を同じくして、共にどう闘っていくか、と改めて考えさせられたシンポジウムでした。(事務局 koma)




















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